基本的フォント(欧文)
メジャーな基本的欧文フォント。多くのシステム(Android/iOS/Windows/macOS/Linux)で一般的に使用できるフォント。
※ コアフォント(Core fonts for the Web)、ウェブセーフフォント(Web Safe Fonts)
Arial
- 読みは「エイリアル」「アリアル」など
- sans-serif(サンセリフ体)
- proportional(可変幅)
- 1982年
IBM社のレーザープリンタ用に有名人気フォントHelveticaの代用書体として開発されたと考えられている。字体は微妙に異なり「G」「R」「Q」などは特に異なるが、文字幅はHelveticaと同一に作られている。
1992年、Windows 3.1にTrueTypeフォントとして組み込まれ、Helveticaの代替書体であるとアナウンスされた。文字幅とスペーシングが同じなので改行位置なども変わらず作成されたドキュメントは、ほぼ同一に見える。
もともとのHelveticaがシンプルでクセがなく汎用性が高い。
関連性の高いフォント
- Helvetica(ヘルベチカ)
- Grotesque 215(グロテスク215)
Verdana
- 読みは「ヴァーダナ」「ベルダナ」など
- sans-serif(サンセリフ体)
- proportional(可変幅)
- 1996年
マイクロソフトがコンピュータ用ディスプレイ上での視認性向上のために1996年に開発。
Verdanaは最初からコンピュータ用ディスプレイの為に開発されたフォントで、サイズを小さくしても読めるようにデザインされている。曲線を強調して小文字エル、大文字アイ、数字の1、のように形の似た文字ははっきり区別している。
関連性の高いフォント
- Frutiger(フルティガー)
GEORGIA
- 読みは「ジョージア」
- serif(セリフ体)
- proportional(可変幅)
- 1996年
Verdanaと並行して開発される。最初からコンピュータ用ディスプレイの為に開発されたセリフ体のフォントで、サイズを小さくしても読めるようにデザインされている。数字の書体はオールドスタイル(ノンライニング)となっている。
関連性の高いフォント
- Garamond(ギャラモン)
Times New Roman(Times)
- 読みは「タイムズ・ニュー・ローマン」
- serif(セリフ体)
- proportional(可変幅)
- 1932年
イギリスのタイムズ紙が新聞用に開発したセリフ体の書体。セリフの部分が尖り堅めの印象で信頼感を強調する。Timesは文字幅が同じで代替となる。
関連性の高いフォント
- Times(タイムズ)
Courier New
- 読みは「クーリエ・ニュー」
- Slab-Serif(スラブセリフ体)
- monospace(等幅)
- 1955年
IBMのタイプライター用の活字として開発される。Courier Newはコンピュータディスプレイ用として開発された等幅フォント。以前は米国国務省の標準フォントとして採用されていた。
関連性の高いフォント
- Courier(クーリエ)