vimエディタの使用
基本的な使い方の備忘録
【大まかな操作の流れ】
- vimエディタでファイルを開く
- コマンドモードで文字削除など…入力が必要な場合はインサートモードへと切り替える
- 文字入力を行う
- インサートモードからコマンドモードへ戻る
- 編集したファイルを保存する
- vimを終了する
1. vimエディタでファイルを開く
ターミナルに以下を入力します。
$ vim パス & ファイル名
例えば… /etc/httpd/conf ディレクトリにある httpd.conf というApache(ウェブサーバー)の設定ファイルをvimで開いてみるには…
$ vim /etc/httpd/conf/httpd.conf
と入力して…
ターミナルは Windows Terminal を使用しています。コマンドプロンプト、PowerShell、WSL、SSHに対応しタブもあり、使いやすいですが、このデフォルトの文字配色は見にくいかも知れません…Windows11 22H2より標準のコマンドラインツールになる模様。
2. コマンドモードからインサートモードへと切り替える
vimには2つのモードがあります。
コマンドモード | vimでファイルを開いたときのモード。カーソル移動や文字削除を行います。 インサートモードへの移行は [i] キーで行います。 |
インサートモード | 文字を入力するモード。 コマンドモードへの移行は [Esc] キーで行います。 |
現在のvimはインサートモードでも↑→↓←キーでカーソル移動出来ます。
3. 編集を行う
vimでファイルを開いたときはコマンドモードになっているので文字入力が必要な場合は[i]キーでインサートモードへ移行して編集を行います。
4. インサートモードからコマンドモードへ戻る
編集が終了したら[Esc]キーでコマンドモードへ戻ります。
【コマンドモードでの基本コマンド】
インサートモードへの移行 | i | カーソルの位置から入力出来るようになります。 |
カーソル移動 | ← or [h] | 左へ移動 |
→ or [l] | 右へ移動 | |
↑ or [k] | 上へ移動 | |
↓ or [j] | 下へ移動 | |
1G | 文の先頭へ | |
G | 文の末尾へ | |
nG | n行目へ | |
文字の削除 | x | 1文字削除 |
dd | 1行削除 | |
カット & コピー & ペースト | yy | 1行コピー |
dd | 1行カット | |
p | ペースト | |
検索 | ?検索文字列 | 前方検索 |
/検索文字列 | 後方検索 | |
N | 前の候補 | |
n | 次の候補 | |
保存と終了 | :q | 保存せずに終了 |
:q! | 変更を加えた場合に保存せずに終了 | |
:w | 上書き保存 | |
:wq | 保存して終了 | |
:w 別名 | ファイルを別名で保存 | |
:wq 別名 | ファイルを別名で保存して終了 | |
その他 | :h | 日本語マニュアルを表示 |
. | 直前の変更操作の繰り返し | |
:u | 直前の変更操作の取り消し |
5. 編集したファイルを保存する
【コマンドモードでの基本コマンド】の保存と終了の項目を参照して状況に応じてファイルを保存する
6. vimを終了する
【コマンドモードでの基本コマンド】の保存と終了の項目を参照して状況に応じてvimを終了して下する。