実機(ネットブック)を使用して外部公開サーバーへ
ネットブック(HP Mini5103)にUbuntu Server 22.04 LTSをインストールして自宅サーバーを運用します。
(インストール手順)
ネットブックの概要
2010年発売の「HP Mini5103」を使用します。
2022年現在…¥2,000~¥5,000ぐらいで中古PC市場で販売されています。いささか貧弱ではありますが、低消費電力な個人用途の検証機としては充分でしょう。(有線接続とSSDを推奨)
HP Mini5103
スペック | |
---|---|
発売時期 | 2010年8月 |
CPU(プロセッサー) | Intel® Atom™ N550 1.5GHz 2コア4スレッド |
CPUの消費電力(TDP) | 8.5W |
メモリ | 2GB DDR3-SDRAM |
ストレージ | 60GB SSD |
ネットワーク | Marvell 88E8072 Gigabit Ethernet 1000BASE-T |
ルーター | ソフトバンク 光BBユニット(E-WMTA2.3) |
Ubuntu Server 22.04 LTSのシステム要件
CPU(プロセッサー) | 64ビット 1GHz |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 2.5GB |
インストール
Ubuntu Server 22.04 LTS のインストールのページを参照します。
このページの説明は仮想マシン(Hyper-V)へのインストール画面ですが(実機へのインストール過程をスクリーンキャプチャできないので…)後に同じ設定でネットブック(Mini5103)にもインストールしました。
スリープ機能を無効にします
通常、ノートパソコンは閉じるとサスペンド(スリープ)しますが、これを無効にして閉じたまま稼働が出来る状態にします。
モニターとキーボードがついているので直接操作も可能ですが、WindowsやMacなどのパソコンからリモートログインします。
$ sudo vim /etc/systemd/logind.conf
「/etc/systemd/logind.conf」をエディタで開き編集します。
28行目あたりの…「#HandleLidSwitch=suspend」を
#HandleLidSwitch=suspend
行頭の#を削除して有効化します。
HandleLidSwitch=ignore
「HandleLidSwitch」の値を「suspend」から「ignore」に変更します。
systemd-logindの再起動
$ sudo systemctl restart systemd-logind
変更を反映させます。
後は閉じて邪魔にならない場所へ配置。リモートから使用します。