ピクセル(画素)について
ピクセル(画素)とは?
デジタルデバイスで画像を記録、表示する為の画像を構成する色情報を持った最小要素。
ピクセル比(PAR)
ピクセル比(ピクセルアスペクト比)は、ピクセルの縦横比の事です。
通常はコンピューターが扱うピクセル比は1:1(正方形)が基準になりますが、さまざまな映像素材との互換性の為に、いくつかのピクセル比が定義されています。
…例えばアナログテレビやDVテープ方式のビデオカメラなどは、ピクセル縦横比が1:0.9(縦長ピクセル)である為、さらにワイド表示などの場合は1:1.33(横長ピクセル)になるのでこの場合は表示の際に補正を行っています。
エンコード時に映像が歪んでいる場合は、このピクセル比が原因である可能性は高いです。
テレビ放送を見てみると
BSデジタル放送などの、ハイビジョン放送の画像データは1920ピクセル x 1080ピクセルであり、これを基準である正方形のピクセルで表示すれば、画面アスペクト比が標準の16:9になります
一方で、地上デジタル放送の画像データは、1440ピクセル x 1080ピクセルなので、これを仮に正方形のピクセルのままで表示してしまうと・・
本来は画面アスペクト比(16:9)で歪みのない画像データであるのでピクセル比を1:1 → 4:3(横長ピクセル)にして画面アスペクト比を4:3 → 16:9の画像に補正します。
※ 1920 × 1080で撮影した画像(映像)の横方向を1440に圧縮して送信しています。受信したテレビ側で画像(映像)を左右に(ピクセル比を4:3)に引き延ばして表示しています。
16 : 9の歪みのない画像に補正されました。