IIS ドキュメントルートの作成

HTMLサイトを制作するサーバーは 仮想マシンを推奨 しますが、今回の作業においては実機（ノートPC / Wi-Fi）にWindows Server 2019を直接インストールしたものを使用しています。

「フォルダ」と「ディレクトリ」という語が混在していますが、ここでは同じ意味として捉えていただければと思います。

サイトを制作するサーバーについて

Webサーバーはインターネットインフォメーションサービス（以下IIS）を使用します。

サーバーの操作はWindowsネットワークの標準機能であるリモートデスクトップ（RDP）を使いコンピューター名で接続して行います。（サーバーのコンピューター名 : WinServer）

サーバーのIPアドレスは「192.168.3.100」の固定としています。（設定手順は後述）

テストサイトへのアクセスは「http://www.pecotest.local/」としています。（設定手順は後述）

FTP接続は「ftp://ftp.pecotest.local/」としています。（設定手順は後述）

IISをインストールすると、その直後から「Default Web Site」という既定のサイトが設定され、サービスを開始しています。

IIS 10.0のDefault Web Siteの初期画面

この既定のウェブサイトである「Defaault Web Site」の公開ディレクトリ（フォルダ）のルートは「C:\inetpub\wwwroot」となっています。

最初にこのフォルダの直下に、サイトを複数設置することも想定して「Default Web Site」とそのコンテンツ（ファイル）は完全削除しました。そして新規にテストサイト「pecotest」（サイト名は任意）のルートディレクトリを作成することにします。

C:\inetpub\wwwroot に…サイト名と同じ「pecotest」というフォルダを新規作成しました。これがテストサイトのルートディレクトリになります。

※ クライアント版WindowsのIISにおいてはサイトを複数作成することは出来ません。

アドレスは「C:\inetpub\wwwroot\pecotest」となります。