baserCMSのインストール1
VirtualHost機能によりマルチドメイン化を踏まえたので、さらにサイトを追加します。
国産CMSである「baserCMS」をインストールします。
baserCMSのインストール前の準備
前準備として以下を行います。
PHPと関連パッケージのインストール
PHPと関連パッケージのインストールはLAMP環境の構築のPHPのインストールを参照します。
VirtualHostによるドキュメントルートやドメインの設定
詳細はマルチドメイン化のページを参照します。
$ sudo mkdir /var/www/basercms.localsite
ドキュメントルートの作成
$ sudo cp /etc/apache2/sites-available/000-default.conf /etc/apache2/sites-available/basercms.localsite.conf
サイトの設定ファイルの作成
$ sudo vim /etc/apache2/sites-available/basercms.localsite.conf
設定ファイルの編集
$ sudo a2ensite basercms.localsite
設定ファイルの有効化
$ sudo chown -R www-data:www-data /var/www/basercms.localsite/
ドキュメントルートの所有権変更
$ sudo chmod 775 /var/www/basercms.localsite/
ドキュメントルートのパーミッション変更
$ sudo systemctl restart apache2
Apacheの再起動
ブラウザで接続するPCのhostsファイルにホスト「baserCMS」を追加します。
「basercms.localsite 192.168.3.10」となります。
データベースの作成
phpMyAdminでデータベースを作成します。
ブラウザで「http://ubuntu-v/phpmyadmin/」または「http://192.168.3.10/」にアクセスしてphpMyAdminにログインします。
Apacheの設定(Rewriteモジュールの有効化、.htaccessの有効化)
baserCMSではRewriteモジュール及び「.htaccess」ファイルを有効化する必要があります。
「.htaccess」の有効化はドメインやドキュメントルートを設定した「/etc/apache2/sites-available/basercms.localsite.conf」に記述します。
<Directory /var/www/basercms.localsite>
Options Indexes FollowSymLinks
AllowOverride ALL
Require all granted
</Directory>
設定ファイルの<VirtualHost></VirtualHost>内に記述します。
$ sudo systemctl restart apache2
Apacheを再起動します。
baserCMSのダウンロード
公式サイトから最新版をダウンロードします。(2022/11「basercms-4.7.0.zip」)
展開したzipファイルの中身のフォルダ&ファイル群をFFFTPなどのクライアントを使って「basercms.localsite」のルートディレクトリである「/var/www/basercms.localsite/」に全てアップロードします。
$ sudo chmod -R 707 /var/www/basercms.localsite/
設定ファイルなどに書きこみが出来るようにドキュメントルートのパーミッションを変更します。